青あざの治療 |
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青あざ 青あざには大きく分けて次の種類があります。 【太田母斑】 太田母斑は額、目の回り、頬、鼻、耳介に生ずる青アザで、通常、顔の片側に生じます。しかし稀に両側性に生ずることもあります。皮膚病変は生後1年以内に生ずることが多いのですが、出生時に存在することは稀です。また思春期に色が濃くなったり、新たに色素斑が生ずることがありますが、20〜40歳台に発症することも稀ではありません。典型的な太田母斑は青紫色から灰紫青色で、そこに薄い褐色の小色素斑が混在します。 治療: Q-スイッチルビーレーザーによる複数回の治療で改善可能です。健康保険で治療が認められており1回1万円前後です。
【後天性真皮メラノサイトーシスないし両側性遅発性太田母斑様色素斑】 思春期ごろから両側の頬骨のところを中心に、小さな茶色ないし灰色っぽい色素斑が増えてくる疾患です。一見普通のしみのように見えるので、多くの患者さんはただのしみやそばかすだと思っていらっしゃいますが、 本当はあざの一種なのです。 治療: Q-スイッチシステム超短パルス型のレーザーが有効です。 【青色母斑】 やや硬いえんどう豆の大の半球状に盛り上がった小結節または斑で色は青色から青黒色、表面は平らでなめらかです。 治療:小さいものがほとんどですので 切除することが可能です。 【異所性蒙古斑】 蒙古斑は生後1週から1ヶ月ころまでに、青いシミがお尻や背中の下部にみられるもので、胎生期の真皮メラノサイトの残存と考えられています。 日本人にはほぼ100パーセントにみられ誰でも知っている「あざ」のひとつですが、5,6歳までに自然に消失しさほど問題にはなりません。 ところがまれに通常の部位以外にも蒙古斑がみられることがあり、異所性蒙古斑これをといいます。 異所性蒙古斑といえどもその大半は学童期までに消失することが多く、蒙古斑同様治療の必要はありませんが、なかには青いシミが学童期になっても残る場合があります。 しかしその大半は成人までに消えることが多く、放置しておいても結構ですが、衣服に隠れない露出部などは患者の精神的苦痛を緩和するために治療の対象になります。 |
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